2025年 10月 15日
撞木屋本舗、撞木の修理もやってますよ |
さてさて、本日の記事は過去数回お届けしております、だんじりの撞木に関するブログ。





ものすごいコアなファンの方がご覧になっていただいておりましてありがとうございますm(__)m
結局、だんじりの撞木(しゅもく)ってどこで買っていいもんか、分からない方が多いんですよね。
欲しいのに買えない!そういう方にぴったりのブログですなあ(笑)
ちなみに・・・・私のメルカリアカウントは⇒ コチラ です!
さてさて、本日ご紹介いたしますのは撞木の修理!
これを受けてくれるところってあるのでしょうかね。
割れたら終わり。そう思っている方も多いでしょう。
さて、今回手を加えますのは一昨年(おととし)にご用命いただきました中切りの撞木。
曳き唄曳行のだんじりでご使用くださっておりますので、軽めの、かつ硬めの音をご希望で。
中切の細めで作成させていただいたものです。よう使っていただいて有難い。
柄の厚みと幅をえらく気に入っていただいておりまして、これの角部分を付け替えてほしいと。
こういう修理でございます。さすがに割れたものはもとには戻せませんからね。

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軽い割れなら研磨でなんとかできなくもありませんが、今回の割れはもう無理!(笑)
頭をひっぺがして、新たな角を取り付けしないとですね。
それでも、二年間お使いいただいて感謝ですよ。
もうちょっと割れるもの作らないと毎年買ってくれませんwwwイイもん作りすぎ!
祭り終わったら研磨に持ってきてもらうのが一番エエんですけど、みんな祭り終わったら撞木のことを忘れちゃう。
もっとメンテしてあげて。

もう一本もこんな感じです。
まあ、研磨⇒砥の粉埋めすれば使えないこともないレベルですが、寸法も変わるし、四寸欲しいということなので付け替えを選択。
ちなみに・・・・
付け替えも購入もそんなにお値段は変わりません。
というか、○千円でやってます(笑)たぶん値段聞いたらビビると思います(笑)
気になる方はコメント欄で問い合わせてください。

角部分を外して軽く竹の柄を研磨。
まだまだ竹は使えますから。持ちなれた柄は可能な限りリユースしてあげたいと思ってます。
手垢も研磨で取れますしね。だからできるだけ、ご購入いただいた撞木の柄には何も巻かずにいてください。
そして、切らずに使ってもらえると長く使えますよ。
泉州方面は柄にテニスのラケットのテーピングをしたりしますが、インパクトの瞬間に人間工学以上の力が加わってしまいますので、角が割れやすくなってしまうのです。手から撞木が少し逃げるくらい、このくらいが最も鉦にも撞木にも負担が少ない。
大きな音ではなく、鉦が鳴くような音を鳴らすことを心掛けてやってください。
また、短く柄を切ると次の修理ができなくなるのです。(角から竹の頭をちょっと出すので、さらに短くなってしまうから)
まあ、買ってくれるなら文句は言わないですけども(笑)
でもやっぱり、良い音を出していただきたいですからね。練習でへたってしまうのは論外です。

穴あけ→接合。
細めでエエのができました!
チョイと柄の寸法が短くなりましたが、短くなった方でも10ミリほどの短縮で済みました。
ほっと一安心。
曳き唄曳行の地区はあまり鉦が鳴りすぎるのも考えものだと個人的に感じておりまして。
南河内タイプでは、鉦は囃子の調子を整える、そういう役割だと思っております。
曳き唄曳行では私叩いたことありませんが(笑)、曳き唄曳行をギャラリーしたときの音の感覚で、そういうもんだと認識してます。

鳴物をバンドに例えますとね。
泉州地区、地車(天神)囃子、その地区の地囃子、いずれも大太鼓がボーカルです。
曳き唄でもやっぱり、大太鼓がボーカルに近い存在だと思います。
鉦はいわゆるリードギターです。曲のラインは鉦が作る。
いい撞木を使って、いい音を鳴らしてください。
私はどの囃子にも共通して思うのはソコです。
今回の記事は、大切に使ってくださる方のために、修理もしっかりやってますよ~というご紹介でした。
もちろん、新品も出品しております。
他所で購入された方でも、可能な限り修理はお受けしようと思っています。
一度見せていただかないと分かりませんが、ぜひぜひご用命、お待ち申し上げております。
大阪の方ならお持ち下さるのも大歓迎です。
お待ちしております!m(__)m
by wakaossan
| 2025-10-15 20:01
| だんじり・撞木
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